ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

「頭がいい」とは、文脈力である

齋藤孝 『「頭がいい」とは、文脈力である』 読了。

今年度に入って新しい部門のお仕事に関わることになり、アクシデントも重なって
(あたしはアホちゃうか)
と少々落ち込み気味だったので、
(じゃあ「頭がいい」って何やねん)
と、この本を手に取ってみた。

私なりにばっくり要約すると、
頭がいいとは、意味をがしっとつかまえた時のすっきり冴えわたった状態。
相手や自分の文脈を絡ませて場の状況や他人の感情を汲み取って人とつながることができる。

ただし、ほどほどの努力では到達できない。
集中力は疲労困憊の後にやってくる。
10の力で延々とやり続けると脳みそに突き抜けてくる。 とか。

「頭がいい状態」が訪れると、人は幸福感を感じることができる。って。

とにかく読んだ後、気持ちがすっきりした。
幸せは簡単に手に入らない。がんばろ。