ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

トルコ語で「ありがとう」

トルコ語は難しかった。
帰るまで、「ありがとう」すら正確に言えなかった。
「ティシェッキュルエデリム」
発音を教えてもらったけど、人によって聞こえ方も全然違う。

ドルマバフチェ宮殿だとか、エミノニュ駅とか、地名だけでも舌を噛みそう。

トルコはつい最近までアラビア文字だったらしいから、
アルファベットで表記されているだけでも分かりやすいのだな。
外国人が日本に来たら、さぞかし不便なのでしょうな。

それにしてもトルコ人はよくしゃべる。
最終日にふと入ってしまった生地屋さん。
最初は「商品を触るな」と言われたのに
日本人と分かった途端、ペラペラペラペラ。(英語で)
商品にキスしたり、投げキッスされたり、
値段交渉すると、ブゥーと倒れたり。

あまりのパワーに疲れ果ててカフェで休んでいたら
ボーイさんが同情して、シガラビョレイ(チーズを揚げたおやつ)をくれました。
「ティシェッキュルエデリム」が咄嗟に言えないので
日本語で「ありがとうございます」とお辞儀しました。

最終的には、これが一番通じるのです。