ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

宝松庵お茶席

国際会議場にある「宝松庵」で開かれるお茶会のチケットをいただいた。
1枚4000円を2枚。
裏千家による本格的なお茶席らしい。
不安なので、お茶を習っているY嬢を誘う。

Y嬢は本を2冊、貸してくれた。
「ここの、『客の心得』というページを読んでおいてください」
「お作法を知っている人と知らない人はすぐにわかりますから、
せめて感謝の気持ちだけは忘れないように」
「着物を着ないなら、白いソックスを用意すること」
「懐紙は持っていますか?」
「ブーツは厳禁ですよ。パンプスにしてください」

作法も細かい。
借りた本では頭に入らないので「チャノユ!」という漫画まで購入して
前日から一夜漬け勉強。

当日は緊張しながら、朝早く到着。
宝松庵は紅葉に囲まれていた。
緑からオレンジへのグラデーションが美しい。

お手前をしてくれる方は男性だった。
緊張しているらしく、手がものすごく震えていた。
柄杓が釜に触れてカチカチ鳴った。
(なんや、この人も緊張してるんやな)
と思ったら、リラックスした。

おかげでおいしいお茶を戴きました。
これも、おもてなしの流儀ですよね。