ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

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チェーホフの御座舞」の舞台は、サハリン(樺太)。
ニットキャップシアター劇団員はただいま、
サハリンの資料集めに余念がない。

「サハリンって、ロシア領なんか?」
「微妙やなぁ」
「ロシアの映画って、少ないよなぁ」に始まって
「ロシア人ってどんなんか見たい」という話になった。

しばらく携帯電話をいじっていた演出助手の藤田かもめ嬢が
「ほらこれ、ロシア人ですよ」とYou Tubeを見せてくれた。

スーツを着たおっちゃんの写真が
ズームされたり小さくなったり。

「・・・これって、ロシア人の特徴が全然分からへんなぁ」
と言うと
「そうですね」と笑って、またゴソゴソ。

「これがサハリンです」と動画を見せてくれた。

日本兵が草むらを進んで、小屋に駆け込んだ。
小屋から鉄砲を出し、外をうかがっている。

「・・・これ、日本の戦争映画やん」と言うと
「『樺太 1945年夏 氷雪の門』という題名なんですけどね。」
と教えてくれた。

う~む・・・。

サハリンの様子は、いまだヴェールの中である。