ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

観客席

野球狂の詩子』初演は7年半前に、
扇町ミュージアムスクエアがなくなるという事実にひっかけて
その”場”に対するレクイエム的な作品として
上演されたのだ。

OMS(扇町ミュージアムスクエア)にはでっかい柱があって、
どんな風に舞台を切り取っても入り込んでしまった。

それぞれの演出家が工夫をこらしたのだろう。
観客として見ていると、不思議とその柱は芝居に溶け込んでいた。
生瀬さんが本番中、よじ登った時に初めて
「あ、こんな柱があるんや」と気づいたくらいだった。

その柱をフィーチャーしたのが初演『野球狂の詩子』だった。

今回の舞台は「ジャングルインディペンデントシアター1ST」。
この劇場を所長は、思いがけない使い方をすると言う。

えぇっ?!それって可能なの?!
若干の不安を抱えつつ、稽古は進む。
もしかして、むっちゃお客さんが近くない?!

ジャングル1STに来たことがある方も、座席の組み方、楽しみにしてくださいな。
予約順にての入場になりますので、なるべく予約はお早めに!