ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

夢は夜ひらく

平成女鉾清音会の総会に向けて、役員で話合い。
祇園囃子の稽古に精進し、色んな人に知ってもらおうと活動を重ねているが
果たしてそれが効果的なのか?
「一体どうすれば、祇園祭に参加できるのだろう?」という話になった。

「他府県で新しい山車が参加することになった例を参考にすれば、まずは祭に奉仕することやなぁ」
と言ってみた。
・祭期間中、町の掃除をする
(ゴミを集めるとか)
・巡行がスムーズに行えるよう協力する
(曳き手さんにお茶を出すとか)
(沿道で交通整理をするとか)
でもこれらは、すでに実践しているボランティアの方々がいらっしゃるのだ。

「そしたら、ハッピ着てアピールしたらどう?」
・背中に「平成女鉾清音会」の文字を染抜く
・ハチマキを巻いてアピールする
・いっそのこと電飾を背負って「祇園祭が大好きです」などとピカピカする。
提案しているうちに、ワハハハと笑えてきた。

「そんなん下心がある時点で却下されるで」という結論になった。
私達の目的は『祇園祭に参加する』やもんね。
得意技とかけ離れた活動じゃ会も続かない。鉾も受継いでいけへんわ。
純粋な気持ちでお手伝いしているボランティアの方々にも邪魔やわね。

どうすれば、1100年の歴史を持つ世界遺産祇園祭』に参加できるのか。
平成女鉾清音会らしいやり方探って
幾夜も夢を語りながら、歴史は開かれていくのです。