ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

京都時空散歩

京都文化博物館で「受け継いでいく祇園祭」展を見る。

別館で行われている「京都アート・エンタテイメントの時空散歩」という展示も、祇園祭関連だった。
モニターにアニメーションの山鉾や京都の町並み、観衆が映り
祇園祭巡行が体感できる。
四条河原町のビルや、山鉾の懸装品は、かなりリアル。
視点が上空に昇ったり、山鉾の下をくぐったりするので、ドキドキした。

織物の画面を見ながらマウスで触れる展示もあった。
刺繍のデコボコや、目玉ガラスのつるっとした感触が伝わる。
1億画素で取り込んだ写真をどんどん拡大して、
糸がほちけている様子まで見ることができるものもあった。

平成女鉾清音会は今のところ祇園祭山鉾巡行に参加できていないので
バーチャルでも巡行ができればいいな、とずっと思っていたのだ。
すごいな、半分実現してる。
こんな触感を持つモニターがあれば、懸装品として鉾を飾る事もできるかもしれない。

人混みの激しい祇園祭に行けないお年寄りや障害を持つ人にも体感できるし、
巡行ではカバーがかかっていたりして、普段は触れない懸装品に手を触れられるのも画期的だ。

色々夢が膨らむのう。
立命館大学の研究だそうです。
これからもがんばって、世のため人のために開発してほしいです。