ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

外伝 ベルサイユのばらーアンドレ編

歌舞伎の翌日は、宝塚観劇。
うって変わって女性ばかりの世界。
最近は、オーケストラの指揮者も女性なのね。
花組公演『外伝 ベルサイユのばらアンドレ編』

『ベルばら』は色んな境目で戦っている。
男女の境目ーオスカルは男になったり女になったりする。
身分の境目ー部下のアンドレは身分違いの恋で悶々としている。
革命の境目ー貴族側の衛兵達はオスカルの命令で、市民側に翻る。
バスティーユの戦いの前夜
「私を、抱け」とアンドレに告白するオスカル。
う~ん、たまらない。
目が見えなくなったアンドレが仲間に止められても「最後まで戦わせてくれ」と責任を取りきるところが、
昨日「一緒に死んでくれ」と言った上方歌舞伎と違うところ。
女性役の声も、歌舞伎より宝塚の方が低くて聴きやすい。

第2部の『Exciter』レビューも素晴らしかった。
ラインダンスは壮観。
緞帳、回り舞台、セリ、どれもスピードが速くて、めくるめく場面転換。
羽根を背負ってのフィナーレも圧巻。
この人がスターか、と思うとまだまだボスキャラが出てきます。
最後に出てきた男役トップスターの方は
ナイアガラの滝かと見紛う羽根飾りを背負ってらっしゃいました。

あ~すばらしいエンターテイメント週間。
シャバに帰るには、しばらくリハビリ期間が必要だわ。