ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

小黒柱

平成女鉾清音会の稽古。
先日の奉納囃子では、始めの方に震度8くらいの衝撃があったのだ。
一時はどうなることかと思ったが、
怪我の功名と言うか、
挽回して一回転するくらいの囃子ができた。
今では神様にもお客さんにも
胸を張って「いい囃子ができた」と報告できるんだけど。

まずはその反省会。
震源地がどの辺か、我々の課題は何か、徹底的に話し合う。

太鼓方は大黒柱。
どんなに揺れがひどくても、太鼓がぐらついたら全壊してしまう。
私の先輩、太鼓方リーダーの落ち着きはすばらしかった。
私は揺れの中、必死でリーダーに心を合わせた。

課題としては、その揺れの中、しっかりと合図(掛け声)が出せなかったこと。
他の囃子方に伝える役目がおろそかになってしまったかも。
(何しろあまり記憶がない・・・)
いやぁでもあの揺れの中で、なかなかそこまでは・・・。
と言いたいところだけど、前向きに。
がんばります!

今回の奉納囃子では一区切りつき、
太鼓に上がった者、新しく鉦方のリーダーになった者、新たな布陣になった。
稽古もフレッシュ!
私も精神を鍛えねば!
まだまだ細っこい柱だもんね。