ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

セミの効能

知合いは、アトピーの治療に漢方の医者へ通っているそうだ。
そして毎回、葉っぱを山盛りもらう。
まとめて一週間分。
一回分でも袋にいっぱい。
煮出して、お茶にして飲む。

葉っぱの内容は、少しずつ変わるらしい。
先日は蝉の抜け殻が入っていたんだとさ。
私はてっきり、
たまたま抜け殻が混ざっていたと思ったが、
どうやらそういう処方のようだ。

「だんだんハードコアになってきた」
とは、患者のコメント。

調べてみると、蝉退(せんたい)と言う漢方薬がある。
クマゼミのぬけがらは解熱作用 鎮痙作用があるらしい。
冬虫夏草の例もあるしね。

冬虫夏草と聞けば、戸川純の『蛹虫の女』を思い出すが、
調べてみると、冬虫夏草は蛾の背に生えるらしい。
そもそも
♪蝉のサナギのいくつも出てきし♪
というフレーズはおかしいんだって。

===セミはトンボやバッタ類と同じく不完全変態をし、
サナギにならず幼虫から直接成虫になります。(by セミの家)===
とのこと。

何でも勉強になるなぁ。
でも私なら、セミをのけて煮出しちゃうだろうなぁ。