祇園会館で『大奥』を観る。
映画館で映画を見るのはどれくらいぶりだろう。
開演ギリギリに行くと、席は満杯だった。
ようやっと前のほうに空席を見つけた。
百花繚乱、もとい、百鬼繚乱の世界だけど、
内容は案外切なかった。
「今日の花火を一生忘れません」で、涙がツー。
終演後、電車に乗っても涙が止まらなかった。
他の乗客に見つからないよう、ずっと顔を伏せていた。
久しぶりに見たから、刺激が強かったのか?
私自身が弱っているのか?
色鮮やかな着物の記憶が涙に霞んで、
今さらながら、エンターテイメントに見事にやられたのでした。