ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

街角邦楽喫茶

”那々”による、街角邦楽喫茶を聴きに、喫茶たなかやへ。
これは、琴・琵琶・尺八からなる、邦楽ユニット。
その3人がまた、美女揃い。
見かけによらず、音楽は迫力満点。

琵琶の弾き語りに惹きこまれた。
坂崎出羽守が馬に乗って走る風景、火事から千姫を助け出す風景、顔を半分やけどして侘しく過ごす風景がありありと感じられた。
自分で効果音を出しながら語るって、効率がいいなぁ。

尺八も渋かった。
震え、かすれ、濁り。
いずれも東洋的。
山水画の風景が浮かんでくるようだった。

琴も、近くで見ると、意外に大きくて、ダイナミックな音色だ。
せせらぎの音、唐子が転がる音、色々表現できる。

邦楽を聴いていると、アジアの風景が喚起される。
しっくり来る、間、音階。
久しぶりに日本の昔の歌が歌いたくなったよ。