ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

JIUTA 三

「JIUTA三」を聴きに京都芸術センター和室へ。
琴と地唄三味線、胡弓の演奏家岡村慎太郎氏(東京)と菊央雄司氏(大阪)の流派を超えたユニット。
それに東京藝術大学で同級生だったという、藤原道三氏(尺八)をゲストに加えてのライブ。

一部は地唄マニアックトーク
とは言え、前者のお2人は、あまりトークが得意じゃないらしく、
ゲストの藤原道三氏が一番内容をしゃべっておられた。

お三人は30代後半、邦楽会では男性若手のホープらしい。
お客さんは年配から若者まで幅広いが、
一番人気はゲストの道三さんらしい。
ホリプロ所属。野村宏伸似のイケメン。

休憩中、私の後ろに座っている女子大生は、ずっとため息をついていた。
「はぁ、何であんなにカッコいいんやろう」
「あの顔に触りたいわぁ」
「結婚してはるんやろか」
「奥さん、うらやましいなぁ」

しまいに隣に座っている男性に
「先輩はなんでそんな顔なんですか?」
「もっと道三さんみたいやったらいいのに」
と、当たりだした。

先輩は(ちょっと野暮ったい感じやけど)何も悪い事をしてないのに
気の毒やなぁ。

二部はじっくり演奏を聴かせてもらった。

私から見たら、演奏している3人は同じくらいカッコよかった。
でも途中、ちょっとウトウトしてしまった。
その間にハプニングがあったみたいで、
終演後、弦の切れた三味線が転がっていた。
あぁ、そここそライブならではの決定的瞬間やったのになぁ・・・!