京都に降り立つと、その足で平成女鉾清音会の稽古へ。
太鼓のバチが手配できなかった。
師匠のお宅でバチを拝借。
その帰り道、清音会の囃子を四条通で耳にした。
(あぁ、夏が来た)、と実感する。
(なかなかいいやん)、と自賛する。
連綿と続くお祭りは、
私というちっぽけな存在など
関係なしに存続していくのだ。
私がそこに記せるのは、1500年のうちのほんの50年だ。
ちょっと寂しかったり、頼もしかったりする。
そんな、午後7時過ぎ。
師匠のバチは、ちょいと太かった。