ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ネギあめ

稽古場から絶叫が聞こえていたので、
(またロクでもないことをしているんだろう)と思ったら、
元凶は中嶋さん(68)だった。

ねぎのど飴を配っているのだ。
京野菜九条ネギのねぎ汁がたっぷり入っているらしい。
稽古場で流行りがちな風邪を撃退するために、
食べさせられている。

「おえ~、ネギ味や!」
「臭い~」などと皆のたうちまわっている。

この様子では稽古中、皆の口からネギの香りが漂ってくるのではないか?
私だけがまともな鼻をしていては、耐えられない。
だから稽古前に、私も慌てて口に放りこんだ。
くらえ、ネギ臭!!