ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

篠山まつり

兵庫県丹波篠山春日神社の秋季大祭に行って来た。
これは、知る人ぞ知るお祭りである。
一切宣伝しておらず、インターネットにもひっかからず、
市に問い合わせても「調べておきます」と言われるほどのお祭りなのだ。

こんもり山を越えると、ちゃんとしていた。
重要文化財の懸装品を飾った鉾山が巡行していた。
白ネクタイ礼服姿のおじさん達が引っ張り、
かすりの着物を着た子供らがお囃子をしていた。
鉾山の次は神社のお神輿巡行、
それから太鼓神輿の出場。
町人総出のお祭りだ。

提灯も、本物の蝋燭で灯している。
ガードマンも地元の人で、道をよくご存知。
老若男女、とても親切に教えてくれた。
素朴ないい祭りであった。

ただ、夜になって歩き疲れた寒い体に
店が開いてないのは、結構こたえた。
山を降り、シーンとした駅前で、ヘンテコな中華丼を食べ、気持ちが悪くなった。
帰ってから、狸に化かされたんじゃないかと、写真を点検した。