ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

七人の小人と大事なテーブル

劇団世界一団の『七人の小人と大事なテーブル』を観に、HEP HALLへ。
大人の童話だった。
七人の小人は、小さい獣のように獰猛だった。
狩人の白雪姫への憧れが憎しみに変わったり、
女王様が白雪姫の内臓を食べたり
暗黒面のグリム童話

特に小人達は、女子の集まりなので気まぐれだ。
(何となくいい)という雰囲気になると王子様を持ち上げて
我慢できなくなった一匹が強姦したりする。
(やっぱり嫌い)という雰囲気になると徹底的に攻撃する。
恐ろしい。
あんな森には近づくもんじゃない。

と思いながら終演後、エレベーターに乗ったら
ガクンと停止をした。
「こわ~」と言った自分の声が一番恐かった。
都会のジャングルでも気を緩めてはいけない。