ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

江戸時代の最終回ラッシュ

先日カウンターで「徳川」というお名前を書いた女性に思わず

「あの徳川家とご関係があるのですか?」と聞いたら、フフフと笑って

「見てらっしゃる?今週で最終回ねぇ」とおっしゃった。

その方は大河ドラマ『どうする徳川家康』の話をしていたけれど、今週は『大奥』も最終回だったのだ。

 

よしながふみさんの『大奥』では、流行り病のせいで男性が減り、女性が表舞台で政治をしたり働いたりする。

殿様を、老中を、大工を、漁師を、能を女性が務める。

一方、大奥に男性が集められて、美を競う。

ワクチンのおかげで流行が収まった後も、殿様は女性男性に関わらない。

 

最終回で原田泰造さん演じる西郷どんに「女が政権を握っていた恥ずべき過去を持つ日本」という事を言われて、ドラマの意図通り、まんまと悔しくなった。

女性も政治に参画する方が、きっと平和になると思っている。

 

だから『大奥』以来、女性の徳川さんにも一目置いているのですよ。

徳川さんは、『大奥』を観ていないそうなので、控えめに「良いドラマですよ」と、勧めておきました。