ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

寿々㐂

秋まつり、山車の行列は早々に終わってしまい、夜ご飯に繰り出す。
ホテルの地図を見ると「寿々㐂」という海鮮居酒屋が近い。
こじんまりしたお店ののれんをくぐると、魚がカウンターに並んでいる。

ほやとほうぼうの刺身、握りずし(700円)、焼きなす、イカの天婦羅などを頼む。

A嬢はサザエが食べたかったらしく、「明日は貝のある店に連れてってや」といきなりリクエスト。

とは言え、この店の魚の新鮮なこと!
ほうぼうはこんな感じでやってきた。

身はぬっちりと新鮮。

大将がひと段落して、話してくれた。
殿様がお国替えの時に美人を連れて来たので、岩手には美人が多い。
スーパーのレジに、思いがけない美人がいたりする。そうだ。

ほやは、東北に来ると必ず頼む一品。
苦味と甘味と塩味、酸味、旨味の混じる、通の食べ物。
固い皮に覆われているけれど、貝ではないらしい。
一度付着したら自分では動かないそうで、「生まれ変わってもほやにはなりたぐねぇ」とおっしゃっていた。

途中で、秋祭り山車の方が、ひと節歌いに来た。


のびやかな民謡で、お布施を集めているらしい。
後ろの方は、「市会議員」と書いてあった。

お腹いっぱい食べて飲んだのに、お代が一人3000円代でびっくり。
あまちゃん出演者のサインもたくさん飾ってあったので
「よく来られてたんですか?」と聞くと
「いいや。これは知り合いがくれたんだ」とのことだった。
じぇじぇ⁈
こんな美味しい店なのに!
出演者の皆さん、来ればいいのに!