ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

家の怪談

まだまだ暑いので、怖い話をしよう。

甥っ子1号が、私の家に「お化けがいる」と言い出した。

その時は「いや、家にはお化けは出ないよ」とトボけたけれど

彼の言う根拠は知っている。

 

私だ。

 

1号はなかなか風呂に入りたがらない。

でも、入ると長い。

家族が寝静まっている中、洗面所の明かりを煌々とつけ、シャワーで遊ぶ時間が終わらない。

私は電気代が気になって、ベッドから洗面所に行って、バチバチと電気を消した。

風呂場の1号が

「だれ⁈」

と言って風呂のドアを開けた。

私はサッとベッドに戻った。

 

1号は早々に風呂を出て、真っ暗な中、慌てて妹の布団に潜り込んでいた。

その数日後、お化けの件を妹に訴えた。

 

真相をここに記しておく。

いつかこの、漢字混じりのひめ日記を読めるようになった時、真相を知るが良い。