妹一家が帰国する日が近づいてきた。
甥っ子1号がセンチになっている。
バスの席でぴっとりくっついてくるので
「今回、日本で何が楽しかった?」と聞いてみる。
ナイーブな彼は「今日は最悪の日だ」と言いがちなので、良い思い出を焼き付けてほしい。
1号「あんまりお姉ちゃんと過ごせなかった」と言う。
「は?何言うてんの。浅草も行ったし、キッザニアにも行ったし、祇園祭の巡行の日かて一緒に回ったやろ?」
と、つい押しつけがましくなってしまう。
1号「お姉ちゃんと会えなくなるのが、寂しい」とかわいらしい事をいうので
「さ~びしいねぇ~」と返すと
1号「あんまり寂しくなさそう」と言われてしまった。
1号のセンシティブな感じは、10歳と言う年頃に原因があるのか?
いや0歳の頃から、繊細だった。
NYの家で、帰宅の際、カギをカチャッと回しただけで「1号の目が覚める!」と妹に怒られたくらいだった。
でもそんな彼の特性が、新しい芸術を生むかもしれない。
とにかく公文はイヤイヤながらスラスラ解いているので、成長を楽しみにしよう。