ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

おセンチ1号

妹一家が帰国する日が近づいてきた。

甥っ子1号がセンチになっている。

バスの席でぴっとりくっついてくるので

「今回、日本で何が楽しかった?」と聞いてみる。

ナイーブな彼は「今日は最悪の日だ」と言いがちなので、良い思い出を焼き付けてほしい。

1号「あんまりお姉ちゃんと過ごせなかった」と言う。

「は?何言うてんの。浅草も行ったし、キッザニアにも行ったし、祇園祭の巡行の日かて一緒に回ったやろ?」

と、つい押しつけがましくなってしまう。

1号「お姉ちゃんと会えなくなるのが、寂しい」とかわいらしい事をいうので

「さ~びしいねぇ~」と返すと

1号「あんまり寂しくなさそう」と言われてしまった。

 

1号のセンシティブな感じは、10歳と言う年頃に原因があるのか?

いや0歳の頃から、繊細だった。

NYの家で、帰宅の際、カギをカチャッと回しただけで「1号の目が覚める!」と妹に怒られたくらいだった。

でもそんな彼の特性が、新しい芸術を生むかもしれない。

とにかく公文はイヤイヤながらスラスラ解いているので、成長を楽しみにしよう。