ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

後塵を拝したくない

京都御苑自転車道

ここで、自分の前に自転車があると、いつも「後塵を拝す」という言葉が浮かんでくる。

前の自転車が巻き上げた砂埃を浴びることになってしまう。

後塵を拝したくないので、スピードを落として、これくらい距離を取る。

遅刻しそうな時は、ちとツラい。

 

後塵を拝す

① 地位や権力のある人を仰ぎ見て、うらやましく思う。
② 他人に先んじられる。人の下風に立つ。
※真理の春(1930)〈細田民樹〉森井コンツェルン「森光や大浦の後塵(コウジン)を拝(ハイ)するわけにはゆかなかった」
③ 権力のある人に追従(ついしょう)する。人にこびへつらう。
大菩薩峠(1913‐41)〈中里介山〉駒井能登守の巻「駒井を頭にいただいて唯々諾々と其の後塵(コウヂン)を拝(ハイ)して納まってゐるか知らん」
出典 精選版 日本国語大辞典