舞台監督の久保克司さんが、第20回上方の舞台裏方大賞を受賞された。
上方の舞台裏方大賞は、平成14年に制定されたらしい。
これまで、歌舞伎や文楽、オペラや演劇など幅広い分野から受賞者が出ているけれど、小劇場から選ばれるとは、めでたい話である。
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久保さん(ぜんさん)はスタッフステーションという、舞台スタッフの会社を結成された方であり、関西の数々の劇場の技術管理をしておられ、私も何度か舞台でお世話になった。
昔から強面の舞台監督が多い中、いつも穏やかに声をかけてくださる方だ。
そして、そもそもは劇団そとばこまちのOBなのだ。
劇団そとばこまちのOB達(上海太郎座長時代まで)が集って、お祝いすることになった。
私にとっては、大学1回生から15年在籍した劇団。
この区切りでは下から2年目で、知らない先輩も大勢いらっしゃる。
皆さん、個性豊かでガッツがある。
18歳の時、思い切って足を踏み入れた世界だけど、あの時の私の選択は間違ってなかったなぁ、と改めて幸せを感じる。
ぜんさんは「照明家、舞台美術家などはアーティスティックな面を評価されるけれど、舞台監督は滞りなく進行する役割。そんな仕事にスポットライトを当ててくれて、ありがたい。個人的にはもう少し頑張るつもりなので、よろしくお願いします」とあいさつされていた。
最後は皆さん、「またこんな風に集まるためには、誰かが受賞せんとなぁ」と口々に言って別れた。
まぁ、ただの同窓会よりは、集まりやすいかなぁ…。