ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

いきなりスカート

初めて行ったクリニックで、受付を済ませて待合室に座ったら、年上の女性が、会釈してくる。

会釈を返しながら(知り合いかなぁ?)と、脳内データベースを探すが、分からない。

その方、私の膝辺りを指差す。

(え?この服装、クリニックでは禁止されてるのかな?)と心配していると、ニコニコと隣に座って来た。

 

「それ、そのズボン、素敵ね」

と、おっしゃる。

私「え?このスカートですか?」

女「スカートなの?」

私「あ、これ、ここで縫ってあるから、パンツです」

(私は初対面の人に何で股を広げて見せてるんやろ)

女「どこで買ったの?」

私「SOUSOUです」

女性はスマホに何度も「そうそう」と吹き込むが、スマホは表示してくれない。

直接打ち込んで、ヒットした。場所も教えてあげた。

 

どうやらその女性は、お茶の師匠さんらしい。

足を痛めて正座ができなくなったけれど、この度、立ったり座ったりしなくても良い作法の先生をされるらしい。

 

何にせよ、お役に立てて良かった。

「オホホ」と言いながら、帰って行った。

あれ?患者さんじゃなかったの?

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