ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

機嫌の良い子

お昼、食堂でAちゃんと話していたら
時々みかけるお客さん(男性)が斜め向かいに座った。

軽く会釈をして、Aちゃんと話を続けた。
「いやぁ人間、いつ死ぬか分からへんしな・・」

その時、男性が話しかけてきた。
「いつも楽しそうですね」

「え?」(よく聞こえなかった)

「いつも楽しそうですね」

「はい?」(意味が分からなかった)

「いつも楽しそうですね」

「あ・・・ありがとうございます」

そこから、何だか気まずくなってしまって、
Aちゃんとも話がはずまなくなってしまった。

その方は、いい意味で話しかけてくださったんだろうけど
そのフリをどう転がしていいか分からない。
(3回も言わせてしまったし)

それに、それまでしていた話題は、
あまり楽しい内容ではなかったんやけどなぁ。

とか書きながら、思い出した。

私の母は、子育ての時
「機嫌のいい子に育てる」を合言葉にしていたらしい。

そういう意味では、ちゃんと報われたってことかしら。
ありがたい。
ともあれ機嫌がいいだけでは人生渡って行けぬことも学ぶ今日この頃。

とは言え、人間、いつ死ぬか分からへんしね。
楽しそうに、機嫌よく生きていかんとね。