先月上演した『カレーと村民』は、洋行帰りの次郎が
パパゲーノとパパゲーナのアリア
『パパパの二重唱』を歌っている声から始まる。
♪パパッパ パパッパ パパパパパパパパ♪
門脇氏の歌声とぶれない音程が素晴らしかったけれど
母親役の私としては、訳の分からないお経を唱える天狗のように見えていた。
でもこれ、恋に破れたパパゲーノが自殺をしようとしたところ、精霊が現れてふみとどまるというストーリーらしい。
そして『パパゲーノ効果』という言葉があるとか。
私も最近、NHKで知った。
そりゃウェルテル効果より、パパゲーノ効果が社会的にも良い影響力を及ぼすよね。
次郎は頭が良いのに、世の中に貢献しない浮草のような人物である。
そんな次郎が『パパパの二重唱』を歌う意味が、公演を終了してからハッと気づいた。
は~、面白いなぁ。
来年2月に大阪吹田で上演する時には、このことも踏まえて楽しもう!