ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

パパゲーノ効果

先月上演した『カレーと村民』は、洋行帰りの次郎が

パパゲーノとパパゲーナのアリア

『パパパの二重唱』を歌っている声から始まる。

♪パパッパ パパッパ パパパパパパパパ♪

 

門脇氏の歌声とぶれない音程が素晴らしかったけれど

母親役の私としては、訳の分からないお経を唱える天狗のように見えていた。

 

でもこれ、恋に破れたパパゲーノが自殺をしようとしたところ、精霊が現れてふみとどまるというストーリーらしい。

そして『パパゲーノ効果』という言葉があるとか。

mentalhealthbiz.net

私も最近、NHKで知った。

そりゃウェルテル効果より、パパゲーノ効果が社会的にも良い影響力を及ぼすよね。

 

次郎は頭が良いのに、世の中に貢献しない浮草のような人物である。

そんな次郎が『パパパの二重唱』を歌う意味が、公演を終了してからハッと気づいた。

は~、面白いなぁ。

来年2月に大阪吹田で上演する時には、このことも踏まえて楽しもう!

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