ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

丑三つ時の詩

2/23(祝)の京都フィルハーモニー合奏団との演奏会に向けて、

指揮者の柳澤寿男さんと電話。

「語りの部分を、もう少し膨らませませんか?」と提案をいただく。

 

『恋は魔術師』という邦題だけど、

この作品はタイトルから想像するより、おどろおどろしい。

愛憎入り混じり、魔女へと変貌したカンデーラの呪いが込もる超訳がないか。

 

ジプシーは差別語なので、ロマと呼ぶこと。

ロマ民族と一緒に演奏をされた体験から、彼女らがどんな生活をしているか、謎めいた独特の文化など、ヒントをお聞きする。

 

う~ん…。

頭に浮かぶのは、安珍清姫道成寺

ザ・ニッポンの恨み節とは、違うんやろなぁ…。

(というか、蛇に変わってから、清姫はしゃべらへんし)

 

呪いの映画を調べたり、魔女の解説やS女のつぶやきなど、色々材料を頭に詰め込んで、一度寝て、夜中2時半頃にカンデーラに降臨いただき、ガガーッと書いてみました。

呪いの言葉は、丑三つ時に書くに限るわね。

本番でどう採用されるか、お楽しみに。

 f:id:himechiz:20210218022917j:plain

京都フィルハーモニー室内合奏団

「室内オーケストラで聴く大作 Vol.2」

 ・モーツァルト/ディヴェルティメント 17番 K.334

 ・ファリャ/恋は魔術師(1915年版)

 

2021/2/23(祝・火)14:00開演(13:30開場)

京都コンサートホール小ホール(アンサンブルホールムラタ)

 

指揮:柳澤寿男

メゾ・ソプラノ:福原寿美枝

語り:日詰千栄

ピアノ:岡田将

管弦楽:京都フィルハーモニー室内合奏団

 

S席 4000円(前売) A席 3000円 B席 2000円

ユース席 1000円(25歳以下)※要 年齢が確認できる証明書

※全席指定席・当日券 各500円増 未就学児の入場不可

チケットを買う!