ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

美人たち

おかげさまで、ユニット美人『ゴドーを待ちたかった』の公演を閉幕しました。

この時期に劇場へ足を運んでいただいたお客様、

遠くから見守っていただいた皆様、ありがとうございました。

 

女性ばかりの創作現場は、なんだか居心地が良かったです。

作・演出の黒木嬢は、台本のひと言ごとに裏付けがあるのに

人の意見を聞いて、柔軟に変えられるところが良い。

 

それでいて

「GUと島村は、かわいいメイクの方がいいんじゃない?」と言った時

「”かわいい”の定義を世間一般の”かわいい”に寄せるのは違う。ユニット美人はそういうジェンダーな決めつけにアンチを唱えているのです」的な発言をしたのが、素敵でした。

 

舞台監督と音響オペの男性陣は、大変穏やかに見守ってくれました。

皆様、楽しい作品作りに加えていただいて、ありがとうございました。

 

ゴドーを待ちながら』を上演したかったアンドロイドとプログラム達。

ルールを破れない、彼女らなりの戦いの一幕と

ウイルスに浸食されてしまった世界で台本が拡散されていく二幕。

 

ず~っとブツブツ唱え続けた、5分超の台詞からも解放です。

あぁ、自由だ。

でも首回りと、みんなに会えないのが、なんか寂しいです。

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