ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

梅の月ヶ瀬

奈良県の月ヶ瀬は梅の名所。
車で山を登ると、梅祭りの旗がお出迎え。

見事な峡谷と梅林が現れました。
昔は瀬の音が上の家まで聞こえるくらい激しい流れだったのだそうです。
今は貯水ダムになっているため、とても穏やかな流れです。


山の小道に沿って、お店が出ています。
梅林で採れた梅干、かぶらの梅酢漬け、ゆかり、お茶の葉、鹿の角・・・
どれも、その山で採れたものばかり。

月ヶ瀬は、日本で唯一”烏梅(うばい)”を作っているらしい。
椿など紅花から鮮やかな赤い色を引き出し
東大寺のお水取りややんごとない方の行事に使われるのだそうだ。
真っ黒なコロンとしたもの。

昔、咳が止まらない時に、梅を焦がしてほうじ茶に入れて飲んだことがある。
それを思い出しましたよ。