松尾芭蕉さんは、伊賀市出身らしい。
柘植説と伊賀上野説があるけれど、町村合併でどちらも伊賀市になったそうだ。
旅を重ねた俳人のお墓は大津にあるけれど
遺髪を愛染院の故郷塚に埋葬したらしい。
そこに咲いていた、紅白梅。
先祖帰りで、芭蕉さんが帰って来ておられるのかもしれない。
数ならぬ 身となおもひそ 玉祭り
この文字を記した女性にも、物語がある。
ここに瓢竹庵という茶室がある。
にじり口を入ると、芭蕉さんの像がお出迎えしてくれる。
夜のお茶を一服戴いた。
いがグリオのお福茶碗。
椿のつぼみ、柱、釜、茶碗、天井、すべてに物語があって
文化、歴史、化学、植物学、地理、奥深く広がるお茶席の宇宙。
とても良い時間を過ごさせていただきました。