ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

食虫植物

「は・ひ・ふのか」の第7回公演、
今回、一旦膨らませた脚本は、最終的にずいぶん刈り込まれた。

その中に、結構気に入っていた台詞があるので、ここに残しておこうと思います。
3人で植物園に行って、『食虫植物展』を見た時の話。

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普通、植物は土から根っこを使って栄養取るやろ。
そやけどな、植物がいっぱい生えているところやと根っこがいっぱいで土の栄養が取り合いになっちゃうねん。
それでその戦争に負けた植物がしょうがないから、外から栄養取る方法として虫を食べるようになってん。
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植物の戦いに負けて、虫を食べるようになった食虫植物。
本当は気が弱いのかもしれません。
気が弱いゆえに工夫を凝らし、凶暴になってしまう。

ちょっとひろ美としゅん子にも似ている、ような。

でも食虫植物、虫を捕まえるのに、すごくエネルギーを使うそうです。

こうやって虫が飛んでくると

植物ではあり得ないスピードで葉を閉じます。

何回か空振りすると、エネルギーを使い果たして枯れてしまうとか。

いたずらにテストしてはいけませんよ。

photo by Nakano Takahiro