ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

風と龍船

京都、二条の神泉苑祭にて祇園囃子
昨日まで雨の予報が、今日はピカピカに晴れました。
龍頭船の障子も可能な限り、取り外していただきました。

風は強いけど、空気は軽やか。
観覧の方や取材陣もたくさん待ち構える中を
ゆったりと奏でることができました。

船は結構長い時間移動して、揺れもありました。
太鼓方としては、動いている鉾に乗っているような感覚で、楽しかったです。
ただ、風に流されたようで、まだ囃子の途中なのに、出発点に帰りかけました。
いつもは穏やかな神泉苑のご住職が
「もっと西!松に注意!」
などと指示を出す強い声が聞こえました。

おかげ様でもう一度定位置に戻ることができました。
そんな、龍神様のいたずらも楽しい一日でした。