ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

枳殻邸

以前から行きたかった枳殻邸(きこくてい)へ。

東本願寺の別邸(飛地境内地)だけど、元は源融が作ったらしい。
源融と言えば、光源氏のモデルとも言われるお方。

庭の池や滝や植木が静かな時間を作っている。
池にかけられた様々な橋を渡るのも楽しい。

母と歩くと、色々教えてくれる。
アセビは「馬酔木」とも書いて、馬が食べると酔っ払う とか
クチナシの実をすりつぶして足につけると、足が速くなる とか。


・石垣の真ん中は、石臼や。穴に棒を入れて、粉を挽くんよ とか。


茶室も、3つもある。
障子だけの小さな造りを見て、
「寒そうやな。これやったら家の方がマシや」
と言ったのが、風流ではなかった。