ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

仮面遣い

『こんなにもお茶が美味い』では、台詞がないシーンでも出演しっぱなし。

3場で無言で演じているシーンと
4場で話しているシーンが重なるように、とか
演出的には深い意図があるのだけど
出ている方も気が抜けない。

いいむろなおきさんによる、仮面の動きの演出。

「20年仮面を扱っている舞踏家みたいに、自信を持って操ってみて」

こういう指示が、一番よく分かるなぁ。

手首を使ってちょっとしならせたり、高さを変えたり、角度を変えるだけで、
急に表情が出る。

私の場合は、仮面を動かしながら自分の表情も変わってしまうので
それを抑えるのに必死なのだけど。