ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

はひふ、椅子を買う

1/2は、「ふ」の福山舜朗君の誕生日だった。
お誕生日祝いに、「はふふのか」メンバーで椅子を買うことにした。
食卓の椅子、4脚分。

まずは”座り心地のいい椅子”を知ろう。
手作り丁寧なお店に行った。
値札は見ずに、本当に買う気持ちで選ぶ。
やっぱり座り心地がいい!
と思ったものは3万9千円。
(ひえ~‼)

家具通りを巡り、お尻で確かめながら、色んな椅子に座る。

アンティークな店を見つけた。
入ってみたけれど、あまりの雑然さに3歩で引き返したくなった。
駐車中の原田氏が来るのを待っていたら、いかにも職人な店主が出てきた。
ジャージ姿で煙草に火をつける。

「椅子のおススメはありますか?」
店主「それ、イタリア製の椅子。一見皮張りやけど、合成皮革、ビニールや。なかなかええで」
「ビニールで、大丈夫ですか?」
店主「大丈夫。皮張りよりも長持ちするで」
(・・・ビニール・・・)
「ツルツルするのは座りにくいです。他にありませんか?」
店主「ほな、これはどうや?」

指さしたのは、布張りのしっかりした椅子。
座った人間は、次々笑い出す。
座った瞬間の固さ、その後ゆっくり沈み込む収まりの良さ。

「これ、いいですけど、裏側の布が破れているのが気になります」
店主「こんなん、何の役にも立ってないんやから、ちぎったらええ」
ビリビリと破りだした。
(えぇ~?!)
店主「一脚2000円。4脚で8000円にしといたる」

結局、その椅子にしました。
座っただけで笑える椅子なんて、「はひふのか」にピッタリやん!

裏側の布は、触っただけでもピリピリ破れるけれど
布部分は別の家具屋さんに張りなおしてもらおう。

椅子の張り替えは相応にかかるみたいだけど
その話はまた次回。