ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

気持ちがねじれる

柏市の通り魔のニュースを見ると
先日の「深い緑がねじれる」というお芝居を思い出す。

作家は「若い頃、人を刺してみたかった。その思いを芝居にした」
と、アフタートークで語っていた。
客席を見て「え?みんな、そんなことなかったの?」
と、意外そうでもあった。

こんな事件を見ると
「え?みんな、結構そうなの?」
と、思ってしまう。

その作家は戯曲化して
芝居化につき合ってくれる仲間がいて、
観に来る客がいるから
シミュレーションで止まったけど

今回の犯人は実際に人を刺殺して
マスコミに取り囲まれて
警察に捕まることで、気が済んだんだろうか。

被害者になった方の人生はどうだったんだろう?
会社員として、31歳の男性として、やりたいこともいっぱいあったろうに。

浮かばれない。

まったく、気が済まない。