ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

寿歌IV

『寿歌IV』リーディングを観に、伊丹アイホールへ。

北村想さん作・演出の最新作。
第一作目は1978年初演らしい。
旅芸人のゲサクとキョーコがリヤカーに乗って
核が落ちた後の世界を歩く。

第一作では、ヤスオ(ヤソ)さんが出てきたけれど、
シリーズ四作目に現れたのは禅宗の僧侶だった。
元・量子力学を研究していた人だから、使う言葉は理系。
宇宙や生死を語っていた。

マリンバの低い音がボワンと包んで、心地よかった。

「普通に暮らしてればええねん」
という言葉が、最近のキーワードなのか
耳に入ってしょうがない。