オーケストラピットの女王、マリーさんには小道具を持って来てくれる助手がいる。
去年に引き続き、今年も古野クン。
元々はムカデの足役として来てくれたのだけれど
マリーさんの助手も務めてくれることになった。
私は毎回、違う名前で呼ぶ。
いわゆる、無茶ブリ。
去年は
「フェルゼン」とか
「セバスチャン」とか
「ウサイン・ボルト君」とか
「北島耕介君」とか。
そのたび、名前に合わせたキャラで登場してくれるんだけど、
今年は本人から申告してくれるようになった。
「東進ゼミナールの林修先生」でお願いします、とか
「ブルース・リー」とか
「ドラゴン・ボール」とか。
彼なりに、ネタにはかなり悩んでいるようだ。
たいてい、聞いた人にキョトンとされる。
インカムを付けている湖西線のG氏が、湖東線のM嬢に「古野君、スベりました。どうぞ」と伝達する。
途中で日和ろうとしたこともあった。
でも「役者なら闘え!しょうもないギャグでもやらないよりマシ!」とハッパをかけた。
努力を続ける若者の姿は美しい。
そのうちにツアーについているインターン生が応援してくれるようになった。
そして最終日の湖西線チーム、「あまちゃん」で登場した彼に拍手が起こった。
す、すごい!
正解があったんや!
よかった!よかったね!
チョイ役こそ、工夫と努力で勝利を勝ち取るべし!
これからもがんばってね、吉野君。(←これをやりたかったけど、小さすぎてほとんど伝わらないギャグです)