ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

雪崩寄席

「雪崩寄席」本番。
役者さん達、この日に向けて仕上げてきました。
番組も決まりました。

1.半分雪/焼酎亭呑兵衛
2.天狗さし/焼酎亭神無月
3.厩火事/焼酎亭あたりめ
4.高倉狐/焼酎亭ワイン
5.質屋蔵/焼酎亭とらじ

トリの『質屋蔵』は40分の大作!
一人芝居でも大変な長さと濃さです。
照明変化も舞台美術もない中、とらじ兄さんの話芸に惹きこまれ、聴いているとあっという間。

私は今回、本筋に関係ないところはカットしたんだけど
2回聞くと、『質屋蔵』にも余計なところがたくさんある。

終演後、
「クマさんが出てくるシーンでご飯を食べる所作、あれはなくても良いんじゃないですか?」
と言ってみたら
「ご飯を食べている仕草で、実は演者が休んでるんです」
「余計と思われる箇所で、お客さんはストーリーを整理するんですよ」と教えてくれた。
へぇ~。そんなもんなのだ。

そんな余裕ができるように精進したいものです。

写真はロータスルーツ、高座セッティング前のあたりめ嬢と呑兵衛氏。