ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

鯉魚

朗読講座の受講生さんに教えてもらって、朗読サロンへ。
50人くらいのお客さんが集まる中
9人が9作品を発表していた。

私が行ったときは
岡本かの子の『鯉魚』を読んでいた。
18歳の僧と17歳の身寄りのない女性の恋の話。
2人が池で行水する様子など、なまめかしい。

先輩の僧達に見つかって破門にされそうになった時
師匠が若い僧に「その女は鯉魚(りぎょ)であろう」と言った。
そこから、女が鯉に見えてきた。

いやぁ耳から入る情報は、いくらでも想像をかき立てますね。

朗読する人も、朗読を聴きたい人も結構いらっしゃることも発見でした。
生徒さんに見つかって、「先生」「先生」と呼ばれた時は、ちょっと恥ずかしかったけれど。

*写真は、祇園祭・占出山の鮎です。