ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

自慢の息子

サンプル『自慢の息子』を観に、アトリエ劇研へ。
2月に東京で観た『女王の器』が面白かったので、京都に来てくれたのはとても嬉しい。
ここのお芝居はどのシーンも釘付けになってしまう。
脚本が面白いだけじゃなく、役者さんの演技が生々しいのだ。

アフタートークにごまのはえ氏が出演したので
そのご縁で終演後、劇団の方とご一緒した。

古屋隆太さんに、演技論についてがっつりお話を聞いた。
「舞台の上では、基本、本気ですね。」
「嘘をつくと、自分が分からなくなってしまうから、演技にも支障が出る。
僕はなるべく普段から嘘はつかない。ホントをつくように心がけているんです」

アメリカから伝えられたメソードも教えてもらった。
「”感情”というのは人や時によって色々です。
でも、仕草は一定できる。
演技には動詞(ミッション)をつけるといい。
例えば(怒って)台詞を言うのではなく(警告する)ことを念頭に置けば、どんな言い方をしても伝わる。
そして新鮮さを失わない。」

じゃぁあのセリフはどういうミッション?
あそこのシーンはいつもああしてるの?
ニットキャップの若手陣も巻き込んで、濃いお芝居の話をした。

あ~お芝居がしたくなった。
今週から始まる稽古が楽しみで仕方がない。