ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ニット的お花見の宴

円山公園でお花見をしているニットキャップシアターの一団に合流。
屋台もたくさん出て、
サラリーマンが場所取りしている賑やかな所から
ずっと入った暗い一帯に彼らはいた。

ヨロヨロした桜が一本、花をつけている下で
ブルーシートで正座して、ウィスキーをチビチビやっていた。
ごまのはえ氏お手製の
タコとパセリの梅和えや、テリーヌ、ポテト明太子などをクラッカーに乗せて戴く。

「あんたら表現者とは思えない地味さやなぁ」と言うと
「いえ僕ら、ここで突然手を叩かれたら、ストップモーションくらいはできますよ」
と、プロデューサーの門脇氏。
それも地味な芸だと思うが・・・。

街灯もないので、日が落ちると一挙に暗くなる。
19時前には「お疲れ様でした」と、きちんと片づけて解散。
なんとも京都風味な劇団です。

せめてもの華やぎに、円山公園のしだれ桜。