ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

春なのに~オトナ語編

3月最終日は年度末。
お別れの季節でもあります。
今日は退庁式も行われていました。
定年の皆さんは「辞職を許可する」という辞令が交付されるらしいです。

オトナ語の謎(byほぼ日刊イトイ新聞)を参考に
柏原芳恵さんの「春なのに」をビジネス文書風に書き換えてみました。



いつもお世話になっております。
先日のメール、拝見いたしました。
一点、ご確認させていただいてよろしいでしょうか?
「異動」だけが理由でございますか?
「会えなくなるね」と右手を差出されても、恐縮いたします。
重ねて「さみしくなるよ」と、それだけでございますか?
あ、申し訳ございません。
あちらに同期の方々がおみえでいらっしゃいますね。

こちらとしても、流れ行く年度変わりを
忌憚ない笑みでお送りしたいところではございますが
忸怩(じくじ)たる思いが湧きあがり、
いかんともしがたいところでございます。

春ではございますが、お別れでございますか?
春にも関わらず、涙がこぼれる次第です。
春とは申せども、春の穏やかな気候ではございますが、
ため息を再度、つかざるを得ない状況でございます。



中島みゆきさん作詞の「春なのに」は名曲なので
学生の卒業式ソングに留めておくのはもったいない。
こうすれば社会人になっても使えるのではないかしら?

ただ、回りくどいわね。