ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

マチオモイ帖展

「my home town わたしのマチオモイ帖」展を観に
東京ミッドタウンへ。

ふるさとの町、学生時代を過ごした町、今暮らす町
日本各地のクリエイターが
まちへの思いを小冊子と映像で紹介する展覧会。

日本全国北から南(海外も)
303の作品は
冊子になったもの
糸で縫ってあるもの
石で挟んだり
飛び出す絵本、
布製でポケットに切符が入るものまで
サイズも素材もバラエティ豊か。

内容も、これまた深い。

懐かしい田舎の情景もあるけれど
路上にあふれる駐輪だったり
どこぞの宗教の看板だって
こうやって取り上げられると
かけがえのない風景に見えてくる。

海に面するトリッキーな場所の案内
名物おばちゃんの紹介
少し痛くなる、家族の話。

思いがけず自分の育った町の帳面を手に取ったら
針で突かれたように胸がチクッとした。

イラストだけのものも
延々夫婦漫才をする文字ばっかりのものもあった。
その「茨木サニータウン」のマチオモイ帖と
餅投げの痛い様子が伝わってきた萩町帖にヒメちゃん賞。

東京のまん真ん中にあるおシャレなビルで地方へ思いを馳せる。
すべての人に思うマチがあるんや
と、すれ違う人々が愛しくなる。

『my home town わたしのマチオモイ帖』2月26日(日)19:00までやってます。(会期中 無休)
■会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
■入場料:無料