ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

田園に死す(舞台版)

流山児★事務所の「田園に死す」を観に、下北沢ザ・スズナリへ。
寺山修司没後30年は来年らしい。
でもなぜだか今から寺山流行り。

土曜日の昼は大入り満員。
開場前からお客さんがホールの外にたむろしている。
劇団員が荷物を預かったり案内している中、看板ぽい俳優さんが登場した。
初めの方に並んでいる女性の目がハートになって
「○○さん」と声をかけた。
その俳優さんは苦み走った感じで会釈した。
(気取ってるなぁ。やっぱり関西の役者と違うわ)と印象に残った。

そしたら最後のシーン!
後ろの幕が上がると、劇場前のセットが現れた!
受付も看板も階段も、スズナリそっくり。
くだんの俳優さんが、同じ顔で立った。
わぁ!ここにつながるんや!
あれは寺山修司やったんや!
と、寒いぼが立ちました。

途中も面白かったけど、ラストで圧巻。
最終のアナウンスが流れている途中で拍手が巻き起こったのは
みんなの気持ちが待てなかったからです。