ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

林檎の木の真ん中の心臓

国民文化祭・京都2011 現代劇の祭典企画委員会プロデュース公演
『林檎の木の真ん中の心臓』を観に、京都文化芸術会館へ。

4章立てで南国の色んな家族を物語る、壮大な物語だった。
平和そうに見えても、家族それぞれ色んな歴史や事情を抱えて暮らしている。

上演時間は2時間半。
先月9時間半の芝居に出演していた澤村氏が開演前に
「長いですね~」とつぶやいていた。
演る方も大変だけど、観る方も体力がいるのだ。

出演者は京都ゆかりの俳優22人。
新劇から小劇場からアングラから
幅広い年齢層と流派の方がいらっしゃるんやなぁ。

おいしい林檎を作るためには
古木の心臓の部分に若い木を接ぎ木して育てること。
だって。

京都の演劇文化も、老若交わることで魂の部分が継いでいけるといいですね。

こうやって見せていただくと
アクは年齢順に薄くなっているみたいで、
その辺は流派というより、時代なんでしょうね。