ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

悩殺ハムレット

柿喰う客の「悩殺ハムレット」を観に、大阪のABCホールへ。
「女体シェイクスピア」と題して、女優ばかりのシェイクスピアシリーズ第一弾らしい。

4都市ロングラン(25ステージ)なんだけど
本日は乱痴気公演で、全配役をシャッフルして別の役を演じるとか。
日程の関係で、この回を観ることに。

先月女優ほとんどで16ステージやった立場としては
この企画は、すごい画期的!

自分が演るなら、とアレンジしたり
自分の役を客観的に見直したり
シビアだけど役者の刺激になると思う。
しかもお客さんに、本ステージと同料金で観せるなんて!

作品としても、純粋に面白かった。
ピコピコリズム音に乗せて
「俺、生きる系?死ぬ系?どっち系?」みたいな
現代口調訳で語られるハムレットは、
これまで観たどのハムレットより分かりやすかった。

それに女優さん達の魅力的なこと!
亡霊役の方とか座長役とか、本役は誰をやってらっしゃるんでしょう?
そして元々の役者は誰?
色々と気になる。

女の人がカッコ良く面白くエロくなれたら、最強じゃね?