ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

楽屋冷蔵庫

シアター711の空調は、客席も楽屋も一括されているらしい。

涼しい風がまず楽屋に来るのか、本番中の楽屋は冷え冷えである。

なまものが腐らない温度。
例えるなら「楽屋冷蔵庫」。

千秋楽はこの言葉が流行した。

舞台で出演の合間に戻ってきた加順嬢が
「わぁ、この冷蔵庫、ホントに冷えてますね」
としきりに感動するので、
お風呂シーンのためバスタオル1枚で控えていた田川嬢が
「加順ちゃん、ここは冷蔵庫やない。楽屋やで」
と諭している姿が印象的だった。

田川嬢による、欽ちやん仮装大賞の審査場面も、
本日は「24番 楽屋冷蔵庫~」とタイトルがつけられていた。
お客様には理解していただけなかったと思うが、
冷え冷えの楽屋で私と小椋嬢はゲラゲラ笑い、暖を取った。

そんなことができたのも、最終日に楽屋のモニターを発見したから。
”牛さおり”のタイミングも、千秋楽でやっとつかめた。
16ステージやっても、まだまだ気付くことがあるわねぇ。

写真は終演後、キキ役加順嬢の鏡前でお休みしていた
ジジとモンキー。