ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

電源を切らない方法

芝居を観に行くと、よく
「携帯電話の電源を切ってください」と
アナウンスされる。

劇団によっては、
「今一度ご自分の電話を確認してください」と
電源を切るところまで見届けようとする制作さんもいる。

私はあれが嫌だ。

もちろん、自分が演じている最中に携帯が鳴るのは勘弁してほしいけど
(先日もあった。いいところで電話が鳴った)
自分が客の場合は、ちゃんと自己管理しているのだ。

「電源を切る」以外に「サイレントモードにする」選択もあるのだ。
音も鳴らず、バイブも震えない。
カバンの中に入れていたら、静かに光っているだけなのだ。

大人だから、あんまり強制しないでほしいなぁ~。

そうそう、ニットキャップシアターのプロデューサー、門脇氏は
「電源を切るか、サイレントモードにしてください」とアナウンスしていた。
さすが紳士。

石原正一ショーでは、
「電源は切らなくても構いません。きっと聴こえませんから」という回があった。
さすが開拓者。

たまに良いお芝居を観ると、胸がいっぱいになって
家に帰るまでサイレントモードのまま
着信にまったく気づかないこともありますけどね。

そんな舞台は、大人として「ヤラレタ!」と悔し嬉しい体験ですね。