芝居を観に行くと、よく
「携帯電話の電源を切ってください」と
アナウンスされる。
劇団によっては、
「今一度ご自分の電話を確認してください」と
電源を切るところまで見届けようとする制作さんもいる。
私はあれが嫌だ。
もちろん、自分が演じている最中に携帯が鳴るのは勘弁してほしいけど
(先日もあった。いいところで電話が鳴った)
自分が客の場合は、ちゃんと自己管理しているのだ。
「電源を切る」以外に「サイレントモードにする」選択もあるのだ。
音も鳴らず、バイブも震えない。
カバンの中に入れていたら、静かに光っているだけなのだ。
大人だから、あんまり強制しないでほしいなぁ~。
そうそう、ニットキャップシアターのプロデューサー、門脇氏は
「電源を切るか、サイレントモードにしてください」とアナウンスしていた。
さすが紳士。
石原正一ショーでは、
「電源は切らなくても構いません。きっと聴こえませんから」という回があった。
さすが開拓者。
たまに良いお芝居を観ると、胸がいっぱいになって
家に帰るまでサイレントモードのまま
着信にまったく気づかないこともありますけどね。
そんな舞台は、大人として「ヤラレタ!」と悔し嬉しい体験ですね。