ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

秘密のロッカー

阪急、十三の駅でコインロッカーに荷物を入れる男性を見かけた。
(こんなところにロッカーがあったんやなぁ)
と思いながら、乗り換えの電車を待っていた。

しばらくすると、向いのホームでうずくまるフードの男性がいる。
去った後、柱の根元に黄色いものが見える。
(落し物かなぁ?)
よく見ると、鍵っぽい。

振り返って、ロッカーを見る。
どうもロッカーの鍵のようだ。
さっきの人が、鍵を置いたのだ。

何やろ?!

顔を合わせずに荷物の受渡が行なわれるに違いない。

もしかして、やばいもの?!盗品?!ヤク?!
今すぐ行ってロッカーの鍵を開けたい衝動に囚われるが
電車が滑り込んできた。

帰り道、降りたホームでその柱の根元を見ると
鍵はなくなっていた。

何やったんかな?

離婚したお父さんからのプレゼント
とかやったらいいねんけど。